ブレンデルのベートーヴェン

けっこう前だが、CDを借りてきて聴いた。 ブレンデルは、見た目のせいでつい誤解してしまうけれど、本当はとてもエモーショナルな演奏をする人だと思う。 ブレンデルの演奏で、ハンマークラヴィーアを初めて面白いと思った。ディアベリ変奏曲もそう。 ある…

ガヴリリュク ピアノ・リサイタル

超絶技巧。前半は、音楽的にはなんか普通。後半がやはり良かった。盛り上がり方と音楽がぴったり合っている感じ。 この人は、とても幸せそうな顔をしてピアノを弾く。 それにしても、切れたピアノの弦を自分で取り除いてまで、アンコールを続けるというガヴ…

YAMATO String Quartet 2017 定期公演東京公演

強面の外見とはギャップがあって、意外と繊細で優しいシューベルトだった。 そしてロックと弦楽四重奏は意外とよく合う。ロックといってもプログレだからかな。 YAMATO String Quartet 2017 定期公演東京公演ヴァイオリン:石田泰尚、執行恒宏 ヴィオラ:榎…

ショスタコーヴィチの交響曲第14番

何か月か前に聴いたCD。この頃はショスタコーヴィチづいていた。 ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第14番「死者の歌」指揮 キリル・コンドラシン モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 ツォロヴァルニク(ソプラノ)、ネステレンコ(バス)録音:1974年、モスク…

ハタユキコ展

8月17日、塩釜の杉村惇美術館というところでやっているハタユキコ展を観に行ってきた。 この人の絵から伝わってくる、今の日本の社会や政治に対する物の考え方、感じ方が、とても共感するところがあった。 けっこう好き。 この方向でガンガンやってほしい。 …

「空海と高野山の至宝」展

7月20日、仙台市博物館でやっていた、「空海と高野山の至宝」展へ。 運慶の仏像って、本当に素晴らしいんだなあ。運慶の素晴らしさに目を開かされた展覧会。 金剛峯寺の八大童子のうち、運慶作の2点が展示されていたけど、表情に深みと誠実さがあって、見と…

ルオー展

今日は宮城県美術館でやっているルオー展へ。 たくさんのルオーの絵に囲まれて、幸せな気持ちになった。ルオー、好き。 「ルオーのまなざし 表現への情熱」展(宮城県美術館)

シュッツとブクステフーデの演奏会

家のすぐ近くで、こんな素敵なコンサートが。 久しぶりのシュッツは、とても良かった。しみじみと聴き入ってしまう。 ブクステフーデになると、時代も下って、よりドラマチックになるけれど、個人的な好みとしてはシュッツが好き。 仙台バロックアンサンブル…

仙台フィル定期演奏会

6月の仙台フィル定期演奏会。 たまたま時間ができたので行った。 思い入れのあるらしい、下野さんのドヴォルザーク。最後は、盛り上がったままじゃなくて、ふわっと柔らかく抜けるように音が消える。 盛り上がると同時に優しさを感じるのは、下野さんの性格…

「イラストレーター 安西水丸展」

仙台文学館の特別展「イラストレーター 安西水丸展」。6月はじめに行ってきました。 子どものために絵本をあれこれ見たりしていると、この人の絵本は別格だなあと強く感じる。 「がたんごとん」もそうだけど、「○○の○○やさん」が特に。 「がたんごとん」のト…

アルディッティ弦楽四重奏団のコンサート

ラヴェルが始まって、音量の小ささに戸惑う。奇妙な浮遊感のあるラヴェルだった。 バルトークは、CDでは聴いたことはあるものの、生で聴くと、そうかこういう曲だったんだと感じるところがあちこちに。 日本の現代音楽は、寡黙な細川俊夫とおしゃべりな西村…

「花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ― 」(山種美術館)

6月のある日、山種美術館の展覧会へ。 琳派をはじめ、いい絵をのんびりと観る。「花 * Flower * 華 ―琳派から現代へ― 」(山種美術館)

大エルミタージュ美術館展

そのあとエルミタージュ美術館展へ。 平日の昼前だったけど、こちらはすごい混みようだった。大エルミタージュ美術館展

ショスタコーヴィチ 交響曲第12番、15番

CDでショスタコーヴィチを立て続けに聴く。 昔はショスタコーヴィチは全然興味が無かったけど、最近の日本がこういうご時世なので、なんだかショスタコーヴィチの音楽が心に沁みるようになってきた。 ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第12番「1917年」 交響曲…

ショスタコーヴィチ 交響曲第4番

これも。 ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第4番マリインスキー劇場管弦楽団 指揮 ワレリー・ゲルギエフ 録音2001年11月

ルノワール展

3月中旬、宮城県美術館に行ってルノワールを観てきた。とりあえず記録だけ。ルノワール展

「マティスとルオー展」

2月の後半、パナソニック汐留ミュージアムへ。 ルオーが7割、マティスが3割といった感じ。ルオーのいい絵は、本当にものすごい。 マティスとルオー展 ―手紙が明かす二人の秘密―

畠山直哉写真展「まっぷたつの風景」

1月はじめ、終わる直前の写真展に行ってきた。 畠山直哉という写真家で、あまりよく知らないが、とてもクリアで綺麗な写真だった。 人間はほとんどいなくて、なんというか、物や風景を即物的に写しているが、その解像度がクリアなところが印象的な写真。畠山…

速水御舟展

12月1日、東京に行ったついでに「速水御舟の全貌」展を見に行く。 最近気になっていた速水御舟。やっぱり良いですね。「翠苔緑芝」、「名樹散椿」の見事さ。「山種美術館・開館50周年記念特別展 速水御舟の全貌 −日本画の破壊と創造−」 ホームページ

伶楽舎雅楽演奏会

たまたま東京に行けることになり、伶楽舎の雅楽の演奏会に行く。 前半の「露台乱舞」は芝さんの復曲・構成ということだけれど、予想以上に楽しいものだった。 しかし、白眉は後半の武満徹「秋庭歌一具」。武満の音楽が、素晴らしいの一言。聴きながらじんわ…

ポーラ美術館展

11月10日に宮城県美術館に観に行った。 印象派近辺を中心とした絵。ありがちなラインアップで驚きはないものの、いい絵が並んでいた。 定番のモネ、セザンヌ、ピカソなどに加えて、個人的に特に印象に残ったのはルドン、ゴーガン。「ポーラ美術館コレクション…

NHK交響楽団定期演奏会

ふと時間ができて、東京まで行ってN響のコンサートを聴いてくる。 さすがN響はうまいなあ。 でも前半は少し眠くて、演奏の良しあしはあまり良く分からなかったが、後半の「ライン」は素晴らしかった。 第4楽章のフーガの気合いの入りよう、第5楽章の朗々と…

『雪舟と宮本武蔵と水墨画』展

10月6日になりますが、仙台市博物館に水墨画の展覧会を観にいきました。 雪舟と宮本武蔵の水墨画がたくさんあるわけではなく、各時代の日本の水墨画が並んでおり、水墨画の歴史が一望できる感じ。 知らない分野なので、水墨画の勉強になりました。 これを見…

アファナシエフのコンサート

アファナシエフが宮城県(それも仙台ではなく中新田)まで来てピアノを弾いてくれるということで、聴きに行きました。 いや、強烈な演奏でした。まるで何かにケンカを売っているよう。聴いていると、強烈なパンチを受けているような気がしてくる。(全部褒め…

歌劇『ピーター・グライムズ』

ブリテン作曲のオペラ。大分前に録画したのを観た。 このオペラは、多分子どもの時に親に連れられて観にいった覚えがあるけど、内容をほとんど覚えていない。 そしてブリテンは、なんとなく地味な曲が多い印象があり、それほどは期待していなかったのだけど…

ポンピドゥー・センター傑作展

既に終わったけれど、7月に観にいった展覧会。東京都美術館にて。 1年1作、一人一点までの原則で絵が選ばれている。 有名無名問わず、センスの良さをすごく感じる。(特に前半) 1945年は絵が無く、エディット・ピアフの歌う『バラ色の人生』が流れているの…

「メトロポリス」

白黒の無声映画「メトロポリス」(フリッツ・ラング監督、1927年)を観てみたけれど、なんだかあまり面白くなかった。 映画に出てくる歓楽街の名前が「ヨシワラ」というのがちょっと笑える。

ユジャ・ワンのコンサート

9月5日、ユジャ・ワンのコンサートに行ってきた。仙台市青年文化センター(日立システムズホール)。 当初発表の曲目から変更になっていたが、プログラムには「演奏者の意向により演奏会当日も曲目・曲順を変更させていただくことがございます」との記述。変…

ぐりとぐら展

宮城県美術館にて。「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」。 絵本の原画展にいくつか行って、感じるのは、絵本は絵本の形で味わうべきものであって、原画そのものに特別な感動があるわけではないということ。大人にとってもそうだし、子どもにとっても原画展とい…

リヒテルのCD

グリーグと、フランクと、ラヴェルのCD。ライブ録音。 リヒテルらしいなあ。フランクはゆっくりとしたテンポで、風格がある。 Sviatoslav Richter piano recital 1994グリーグ 抒情小曲集 感謝(Op62-2)/スケルツォ(Op54-5)/小妖精(Op71-3)/森の静けさ(O…