クラシック

ブレンデルのベートーヴェン

けっこう前だが、CDを借りてきて聴いた。 ブレンデルは、見た目のせいでつい誤解してしまうけれど、本当はとてもエモーショナルな演奏をする人だと思う。 ブレンデルの演奏で、ハンマークラヴィーアを初めて面白いと思った。ディアベリ変奏曲もそう。 ある…

ガヴリリュク ピアノ・リサイタル

超絶技巧。前半は、音楽的にはなんか普通。後半がやはり良かった。盛り上がり方と音楽がぴったり合っている感じ。 この人は、とても幸せそうな顔をしてピアノを弾く。 それにしても、切れたピアノの弦を自分で取り除いてまで、アンコールを続けるというガヴ…

YAMATO String Quartet 2017 定期公演東京公演

強面の外見とはギャップがあって、意外と繊細で優しいシューベルトだった。 そしてロックと弦楽四重奏は意外とよく合う。ロックといってもプログレだからかな。 YAMATO String Quartet 2017 定期公演東京公演ヴァイオリン:石田泰尚、執行恒宏 ヴィオラ:榎…

ショスタコーヴィチの交響曲第14番

何か月か前に聴いたCD。この頃はショスタコーヴィチづいていた。 ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第14番「死者の歌」指揮 キリル・コンドラシン モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団 ツォロヴァルニク(ソプラノ)、ネステレンコ(バス)録音:1974年、モスク…

シュッツとブクステフーデの演奏会

家のすぐ近くで、こんな素敵なコンサートが。 久しぶりのシュッツは、とても良かった。しみじみと聴き入ってしまう。 ブクステフーデになると、時代も下って、よりドラマチックになるけれど、個人的な好みとしてはシュッツが好き。 仙台バロックアンサンブル…

仙台フィル定期演奏会

6月の仙台フィル定期演奏会。 たまたま時間ができたので行った。 思い入れのあるらしい、下野さんのドヴォルザーク。最後は、盛り上がったままじゃなくて、ふわっと柔らかく抜けるように音が消える。 盛り上がると同時に優しさを感じるのは、下野さんの性格…

アルディッティ弦楽四重奏団のコンサート

ラヴェルが始まって、音量の小ささに戸惑う。奇妙な浮遊感のあるラヴェルだった。 バルトークは、CDでは聴いたことはあるものの、生で聴くと、そうかこういう曲だったんだと感じるところがあちこちに。 日本の現代音楽は、寡黙な細川俊夫とおしゃべりな西村…

ショスタコーヴィチ 交響曲第12番、15番

CDでショスタコーヴィチを立て続けに聴く。 昔はショスタコーヴィチは全然興味が無かったけど、最近の日本がこういうご時世なので、なんだかショスタコーヴィチの音楽が心に沁みるようになってきた。 ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第12番「1917年」 交響曲…

ショスタコーヴィチ 交響曲第4番

これも。 ショスタコーヴィチ作曲 交響曲第4番マリインスキー劇場管弦楽団 指揮 ワレリー・ゲルギエフ 録音2001年11月

NHK交響楽団定期演奏会

ふと時間ができて、東京まで行ってN響のコンサートを聴いてくる。 さすがN響はうまいなあ。 でも前半は少し眠くて、演奏の良しあしはあまり良く分からなかったが、後半の「ライン」は素晴らしかった。 第4楽章のフーガの気合いの入りよう、第5楽章の朗々と…

アファナシエフのコンサート

アファナシエフが宮城県(それも仙台ではなく中新田)まで来てピアノを弾いてくれるということで、聴きに行きました。 いや、強烈な演奏でした。まるで何かにケンカを売っているよう。聴いていると、強烈なパンチを受けているような気がしてくる。(全部褒め…

歌劇『ピーター・グライムズ』

ブリテン作曲のオペラ。大分前に録画したのを観た。 このオペラは、多分子どもの時に親に連れられて観にいった覚えがあるけど、内容をほとんど覚えていない。 そしてブリテンは、なんとなく地味な曲が多い印象があり、それほどは期待していなかったのだけど…

ユジャ・ワンのコンサート

9月5日、ユジャ・ワンのコンサートに行ってきた。仙台市青年文化センター(日立システムズホール)。 当初発表の曲目から変更になっていたが、プログラムには「演奏者の意向により演奏会当日も曲目・曲順を変更させていただくことがございます」との記述。変…

リヒテルのCD

グリーグと、フランクと、ラヴェルのCD。ライブ録音。 リヒテルらしいなあ。フランクはゆっくりとしたテンポで、風格がある。 Sviatoslav Richter piano recital 1994グリーグ 抒情小曲集 感謝(Op62-2)/スケルツォ(Op54-5)/小妖精(Op71-3)/森の静けさ(O…

「シュ・シャオメイの音楽と素顔」、ゴールトベルク変奏曲

ドキュメンタリー 「知られざるピアニスト シュ・シャオメイの音楽と素顔」「シュ・シャオメイ ピアノ・リサイタル in北京」 1.ゴールトベルク変奏曲 BWV 988 バッハ 作曲 2.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564から アダージョ バッハ 作曲/ブゾー…

『魔笛』(ラトル指揮、バーデン・バーデン復活祭音楽祭2013)

モーツァルト作曲・歌劇『魔笛』(ラトル指揮、バーデン・バーデン復活祭音楽祭2013)。 かなーり前に録画しておいたもの。 ラトル指揮、ベルリンフィル、ロバート・カーセン演出。 ラトルの指揮は、時々テンポがニュルッと伸びる。 カーセンの演出はスタイ…

仙台国際音楽コンクール・その2

日がたってしまいましたが・・・ 6月4日。またまた突然思いたち、仙台国際音楽コンクールのヴァイオリン部門のファイナルを聴きに行きました。 3日目の、青木さんとユジィンさんの回。 例によって当日券で入りましたが、なんと当日券の最後の一枚でした。あ…

ギトリスとアルゲリッチのCD

ギトリスとアルゲリッチの共演CD。フランクとドビュッシー。 去年聴いたギトリスが素晴らしくて、買ったCD。 ギトリス節満載のフランクとドビュッシー。 フランク ヴァイオリンソナタ ドビュッシー ヴァイオリンソナタイヴリー・ギトリス(ヴァイオリン…

仙台国際音楽コンクール

昨日、突然思い立って第6回仙台国際音楽コンクールに当日券で行ってみました。 昨日は、ヴァイオリン部門のセミファイナルの3日目。4人の人が出たけど、最初の二人だけ聴いてきました。 何も知らずに行ったら、指揮が広上淳一さんだった。なんか得した気分で…

小山実稚恵「音の旅」第21回

小山実稚恵さんのコンサートを聴きに、青年文化センターへ。 久しぶり(ほぼ1年ぶり)のコンサート。 そして小山さんは2009年に「音の旅」第8回を聴いて以来。その時はメンデルスゾーンの「厳格な変奏曲」が良かった。 でも今回は、なんか今いちな感じにきこ…

リリー・クラウスのCD モーツァルト

モーツァルトのピアノソナタ集、2と3も借りてくる。「1」が一番印象が強かった。 明暗の「明」かな。 リリー・クラウスの芸術2 モーツァルト・ピアノソナタ集2 ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333 ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 K.545 幻想曲 ハ短調…

バーンスタインのマーラー

たまたまFMで聴いたバーンスタインのマーラーに興味を持って、CDを借りてきた。 交響曲第4番〜第6番と「亡き子をしのぶ歌」。 FMで流れていたのは第5番。表現力の大きさに、これは誰の演奏だろうと思ったらバーンスタインだったのだった。 これがバー…

シューベルトの歌曲、プレガルディエン

美しいテノールの声。端正な演奏。 シュタイアーのフォルテピアノも音色がうるさくなくて、聴きやすい。 「シューベルト マイアホーファーの詩による歌曲集」クリストフ・プレガルディエン(テノール) アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ) この後…

リリー・クラウスのCD

リリー・クラウスは、シモン・ゴールドベルクとのベートーヴェンのスプリング・ソナタは今ひとつだったけど、モーツァルトの演奏は素晴らしい。天衣無縫。 でもどこか、魅力的だけど実のない女性みたいなところも感じる。(演奏の話です) ベートーヴェンの…

ギレリスのCD・その3

バッハのフランス組曲第5番がとにかく素晴らしい。今まで聴いたギレリスの演奏の中で、一番好き。 しみじみと心にしみる演奏。 GREAT PIANISTS OF THE 20TH CENTURY エミール・ギレリス(1)《20世紀の偉大なるピアニストたち》 Disc.1 1. バッハ=ブゾーニ編 …

メンデルスゾーン オルガン作品集

曲が珍しくて何となく借りてきたCDだけれど、当たりだった。 素敵な音楽。 これはメンデルスゾーンがいいのか、椎名雄一郎がいいのか。(それともポラントリュイのアーレント・オルガンがいいのか。) メンデルスゾーン オルガン作品集【曲目】 フェリックス…

ベートーヴェン「田園」

田園のCDを2種類借りてきた。 ベーム、ウィーンフィルのはさすがウィーンフィルという演奏で、個々のフレーズの表情が豊かで素晴らしいけど、曲全体の印象となると、なぜかワルター、コロンビア交響楽団の演奏の情熱が印象に残る。 ベートーヴェン作曲 交響…

CD・『シモン・ゴールドベルクの遺産』

年末年始、図書館から5枚組のCDを借りて聴く。 1991年の録音はさすがにテクニックの衰えを多々感じるとはいえ、聴きごたえあり。 『シモン・ゴールドベルクの遺産』CD1 1. モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 2. モーツァルト:ヴァイオリン協…

CD・『三善晃の世界』

大分前に買っておいたCD。タワーレコードから出た物。過去のレコード録音の遺産。(一部初出のものも) 最近は、家の良いオーディオではなかなか聴く時間は限られてしまうので、一週間の一曲ずつくらいのペースで少しずつ聴いていた。 こういうCDを出してく…

モーツァルトの、ヴァイオリンとヴィオラのための曲

モーツァルト全集のCDの一枚を借りる。ヴァイオリンとヴィオラのための曲。初めて聴く曲。演奏はクレーメルとカシュカシャン。 円熟期のモーツァルトのいい曲だけど、ヴァイオリンとヴィオラだけという編成が物足りないかな。これで例えば弦楽四重奏だったら…