皇后さま、作曲家・三善晃さんを追悼 音楽通し長年交流

朝日新聞デジタルより

「皇后さま、作曲家・三善晃さんを追悼 音楽通し長年交流」

 皇后さまは30日、東京都港区のサントリーホールを訪れ、昨年10月に80歳で死去した作曲家・三善晃(みよしあきら)さんのお別れの会に出席した。

 三善さんは桐朋学園大学学長や東京文化会館館長を歴任し、文化功労者にも選ばれている。

 宮内庁幹部によると、両陛下とは音楽を通して長年交流があったという。皇后さまが皇太子妃時代、詩人の故・宮崎湖処子(こしょし)さんの詩をもとに作曲した作品「おもひ子」について、編曲を担当したのが三善さんだった。この曲は皇后さまが浩宮さま(皇太子さま)の子育て中に口ずさんだことがきっかけで生まれ、慈善音楽会で発表されたという。

 皇后さまは昨年、79歳の誕生日に際して寄せた文書の中でも、三善さんの死去に触れている。