2014-01-01から1年間の記事一覧

細川俊夫作品集4

細川俊夫の作品集のCDの4枚目。 引き続き細川俊夫を聴いています。4枚目は2曲。中でも「ヒロシマ・レクイエム」が印象深い。 朗読される「原爆の子」からの子どもの作文がすごい。淡々と父親や母親の死を書いていて、かえって強烈。 細川俊夫作品集 音宇宙…

CD「田中希代子〜東洋の奇跡〜」

田中希代子の演奏のCD。 確かどこかで、三善晃が田中希代子について書いていた。ニースで過ごしたある朝、目覚めに階上から田中希代子がショパンの「3度のエチュード」が弾くのが聴こえてきて、その美しさを「神様に手紙を書いているよう」と表現していた…

国家の「暴力」の起源

朝日新聞の「be」の記事「(NIPPON 映画の旅人)やんちゃな勝新の魅力が投影された『兵隊やくざ』」より。 軍隊とは、市民を暴力から守るため、安全のため、国家に独占させた暴力装置である――。近代社会に根強い考えだ。 だが最近、この“常識”は「倒錯…

柳家小三治独演会

柳家小三治独演会1 唐獅子牡丹 柳家はん治 2 時そば 柳家小三治 (中入り) 3 禁酒番屋 柳家小三治(12月4日 仙台電力ホール) 前半を聴きながら、小三治も歳を取ったのかなあ・・・なんて思っていましたが、後半は、落語の下世話な内容に大盛り上がり。 …

ギレリスのCD・その2

このCDはビルトゥオーゾ的な曲がつまっている。そんな感じ。 中では、メトネルが叙情的でちょっと素敵だった。 GREAT PIANISTS OF THE 20TH CENTURY エミール・ギレリス(2)《20世紀の偉大なるピアニストたち》 1 ストラヴィンスキー ペトルーシュカ(ピア…

細川俊夫作品集3

細川俊夫の作品集のCDの3枚目は、邦楽器のための作品が2曲。 「観想の種子」の方は、(解説によると)声明の旋律や武満徹の「秋庭歌」の旋律からの引用の、再構成といった作品らしい。 「断章」の方はいつもの細川俊夫流。 観想の種子 細川俊夫作品集 音宇…

高倉健の床屋

数年前、NHKの番組で高倉健を取り上げていて見ていたら、高倉健は、毎日同じ床屋さんに通い続けているのだそうだ。毎日何時間かそこで過ごすのだそう。そこには高倉健専用の部屋もあるとのこと。 その床屋さんの内装が、ちょっと古いけどオシャレな感じで…

ギレリスのCD

エミール・ギレリスのCD。 ギレリスの演奏はドラマチック、劇的。クレメンティなんかでもドラマチック。 それも、どちらかというと悲劇の方。音に悲しみが混じっている。 好きです。 GREAT PIANISTS OF THE 20TH CENTURY エミール・ギレリス(3)《20世紀の…

ミレー展

宮城県美術館の「ミレー展」に行って参りました。 やはり昔の時代の絵という感じで、決してアクチュアルな感じではないですね。当たり前ですが。 西洋美術館に行くといつも観ていた「ダフニスとクロエ」の絵がミレーだということに、初めて気が付きました。 …

アシュケナージのショパン

アシュケナージのショパンのCD。 アシュケナージの、安定した素晴らしさ。 ショパン バラード全4曲、スケルツォ全4曲 ピアノ:ヴラディーミル・アシュケナージ

細川俊夫作品集2

細川俊夫のCDをまた借りてきた。 よいですねえ。静謐さ、濃密さ。 細川俊夫作品集 音宇宙21 「線」II 〜チェロ・ソロのための(1986) チェロ:ミヒャエル・バッハ 2 「時の谷間に…」 〜弦楽四重奏とピアノのための(1986) ピアノ:木村かをり ヴァイオリ…

「樹木礼賛」(後半)

先日観にいった、「樹木礼賛」展の後半の展示をまた観にいきました(6日)。 やっぱり、安土桃山時代から江戸時代の迫力ある大きな障屏画が、好きです。 観るとテンションが上がってくる。 仙台市博物館「樹木礼賛―日本絵画に描かれた木と花の美―」

ユリアンナ・アヴデーエワ ピアノ・リサイタル

「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ」は、去年は松島でしたが、今年は仙台市の街中に例のテントが設営されました。勝山館の隣りの空き地です。 本当は、3日の「ルツェルン祝祭管弦楽団 ソリストによる室内楽コンサート」に行きたかったのですが、…

「樹木礼賛」

10月、仙台市博物館でやっている「樹木礼賛―日本絵画に描かれた木と花の美―」 という展覧会に行ってきました。(前期) いきなりしょっぱなに、長谷川等伯の松林図屏風。 浮世絵を観ていると、広重って情緒があっていいなあと思ったり。 安土桃山から江戸時…

細川俊夫作品集1

CDを借りて、細川俊夫の音楽を(ほぼ)初めて聴いてみたら、素晴らしかった。 静謐さと、濃密さ。 「線」とかは、フルートが尺八みたいに聞こえる。 細川俊夫作品集 音宇宙 I1 「うつろひ」〜笙とハープのための(1986) 笙:宮田まゆみ ハープ:長澤真澄 …

アシュケナージのシューマン「クライスレリアーナ」など

もう一枚、アシュケナージのシューマンを借りる。こちらも「謝肉祭」と同様、楽しみました。 シューマン:ピアノ作品集 Vol.5クライスレリアーナ Op.16 ノヴェレッテ Op.21-8 ピアノソナタ第2番 Op.22ピアノ ヴラディーミル・アシュケナージ シューマン:ピア…

一柳慧「星の輪/一柳慧の宇宙II」

もう一枚、一柳慧のCDを借りてみたが、やっぱり感想は同じだった。いまいちトキメキがないなあ。 星の輪/一柳慧の宇宙IIシーンズIII〜独奏ヴァイオリンのための 雲の経〜独奏オーボエのための 星の輪〜独奏笙のための タイム・シークエンス〜ピアノのため…

「パガニーニ・パーソナル/一柳慧の宇宙1」

一柳慧のCDを借りてみたが、何となくときめきを感じない。「パガニーニ・パーソナル/一柳慧の宇宙1」 (曲目) 1 パガニーニ・パーソナル(マリンバとピアノのための) 2 夏の花(ハープとピアノのための) 3 二つの存在(2台のピアノのための) 4 …

キーシンのシューマン、アシュケナージのシューマン

キーシンのシューマンのCD。なんとなくピンとこず。 (曲目) シューマン ピアノソナタ第1番 シューマン 謝肉祭ピアノ:エフゲニー・キーシン シューマン:謝肉祭&ピアノソナタ第1番アーティスト: キーシン(エフゲニー),シューマン出版社/メーカー: BMG JAP…

篠山紀信展「写真力」

宮城県美術館にて。 祝祭的な盛り上げ方を心得ている人なのかなと思ったけれど、基本的にはあまり好きじゃないということを確認した。篠山紀信展 写真力 宮城県美術館ホームページ「篠山紀信展 写真力」

ムターのブラームス・ヴァイオリンソナタ

ムターのヴァイオリン、オーキスのピアノのブラームス・ヴァイオリンソナタ集を借りてくる。 ゆっくりと、丁寧に、丁寧に。 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ(全曲)アーティスト: ムター(アンネ=ゾフィー),ブラームス,オーキス(ランバート)出版社/メーカー: …

エリイ写真集

「エリイはいつも気持ち悪い エリイ写真集 produced by Chim↑Pom」(朝日出版社 、2014年) Chim↑Pomのエリイの写真集を見かけて、表紙がちょっと素敵なので買ってしまった。 「2014年1月、多くの警官に見守られながら新宿の路上を舞台に敢行された狂乱の「…

ヨーヨー・マのバッハ・無伴奏チェロ組曲

これも借りてきたCD。 今更ながらに、ヨーヨー・マがいいなあと思っております。 バッハの無伴奏チェロ組曲は、たいてい聴いていて途中で飽きてきてしまうのですが、飽きることなく聴けます。 ヨーヨー・マの人柄の温かさが伝わってきます。バッハ:無伴奏チ…

廣瀬量平の合唱曲

廣瀬量平の現代音楽がとても面白かったので、合唱曲のCDも借りてみた。 でも・・・・・残念。こちらはあまり面白くありませんでした。 日本合唱曲全集 海鳥の詩/広瀬量平 作品集 1 混声合唱組曲 海鳥の詩 2 混声合唱組曲 海の詩 【指揮】関屋 晋 【演奏】…

廣瀬量平の作品集のCD

廣瀬量平は今までほとんど聴いたことがなくて、昔NHKの何かの番組のテーマ曲を作曲していたのを聴いて、透明感のあるきれいな曲を作る人だなあと思っていたけど、今回ちゃんとした作品集のCDを借りて聴いてみたら、本格的な「現代音楽」していて、びっくりし…

{アート}バルチュス展

去る5月18日、子どもを連れて東京都美術館で「バルチュス展」。 子どもには刺激的? でもまだ2歳にならないから、いいか。 その後、上野公園の一角で子どもを遊ばせました。遊具も少しありました。バルチュス展

大相撲

去る5月17日、東京に行って、両国国技館にて相撲を見てきました。初体験。 1階のマスC席、正面14列目4というところ。1階の一番後ろから2番目なので、かなり遠いです。 でも、楽しかった。今度はもうちょっと近くで見たいです。 でも子どもの世話で手いっぱ…

吉増剛造『盲いた黄金の庭』

吉増剛造の写真集を図書館から借りてきた。 多重露光の写真は、なんとなく吉増剛造の詩に似ているような気もしてくるけど、やっぱり詩がいいなあ。 見ていると吉増剛造の詩を読みたくなるし、朗読を聴きたくなってくる。吉増剛造の朗読が大好き。

ペルト「タブラ・ラサ」

アルヴォ・ペルトのCDを借りてくる。 抒情的で耳あたりがよいのだけど、真剣であるのも分かるのではある。 作曲 アルヴォ・ペルト 1 フラトレス 2 ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌 3 フラトレス 4 タブラ・ラサ演奏 1 ギドン・クレーメル(ヴァイオ…

エマールのドビュッシー

エマールのドビュッシー「映像」「練習曲集」のCDを借りてくる。 映像よりも、練習曲の方が、曲としてはずっと面白い。 「練習曲」は探したら、家に小川典子のとフー・ツォンのと、CDが2枚あった。フー・ツォンが一番地味で、小川典子が一番アトラクティ…