2016-01-01から1年間の記事一覧

速水御舟展

12月1日、東京に行ったついでに「速水御舟の全貌」展を見に行く。 最近気になっていた速水御舟。やっぱり良いですね。「翠苔緑芝」、「名樹散椿」の見事さ。「山種美術館・開館50周年記念特別展 速水御舟の全貌 −日本画の破壊と創造−」 ホームページ

伶楽舎雅楽演奏会

たまたま東京に行けることになり、伶楽舎の雅楽の演奏会に行く。 前半の「露台乱舞」は芝さんの復曲・構成ということだけれど、予想以上に楽しいものだった。 しかし、白眉は後半の武満徹「秋庭歌一具」。武満の音楽が、素晴らしいの一言。聴きながらじんわ…

ポーラ美術館展

11月10日に宮城県美術館に観に行った。 印象派近辺を中心とした絵。ありがちなラインアップで驚きはないものの、いい絵が並んでいた。 定番のモネ、セザンヌ、ピカソなどに加えて、個人的に特に印象に残ったのはルドン、ゴーガン。「ポーラ美術館コレクション…

NHK交響楽団定期演奏会

ふと時間ができて、東京まで行ってN響のコンサートを聴いてくる。 さすがN響はうまいなあ。 でも前半は少し眠くて、演奏の良しあしはあまり良く分からなかったが、後半の「ライン」は素晴らしかった。 第4楽章のフーガの気合いの入りよう、第5楽章の朗々と…

『雪舟と宮本武蔵と水墨画』展

10月6日になりますが、仙台市博物館に水墨画の展覧会を観にいきました。 雪舟と宮本武蔵の水墨画がたくさんあるわけではなく、各時代の日本の水墨画が並んでおり、水墨画の歴史が一望できる感じ。 知らない分野なので、水墨画の勉強になりました。 これを見…

アファナシエフのコンサート

アファナシエフが宮城県(それも仙台ではなく中新田)まで来てピアノを弾いてくれるということで、聴きに行きました。 いや、強烈な演奏でした。まるで何かにケンカを売っているよう。聴いていると、強烈なパンチを受けているような気がしてくる。(全部褒め…

歌劇『ピーター・グライムズ』

ブリテン作曲のオペラ。大分前に録画したのを観た。 このオペラは、多分子どもの時に親に連れられて観にいった覚えがあるけど、内容をほとんど覚えていない。 そしてブリテンは、なんとなく地味な曲が多い印象があり、それほどは期待していなかったのだけど…

ポンピドゥー・センター傑作展

既に終わったけれど、7月に観にいった展覧会。東京都美術館にて。 1年1作、一人一点までの原則で絵が選ばれている。 有名無名問わず、センスの良さをすごく感じる。(特に前半) 1945年は絵が無く、エディット・ピアフの歌う『バラ色の人生』が流れているの…

「メトロポリス」

白黒の無声映画「メトロポリス」(フリッツ・ラング監督、1927年)を観てみたけれど、なんだかあまり面白くなかった。 映画に出てくる歓楽街の名前が「ヨシワラ」というのがちょっと笑える。

ユジャ・ワンのコンサート

9月5日、ユジャ・ワンのコンサートに行ってきた。仙台市青年文化センター(日立システムズホール)。 当初発表の曲目から変更になっていたが、プログラムには「演奏者の意向により演奏会当日も曲目・曲順を変更させていただくことがございます」との記述。変…

ぐりとぐら展

宮城県美術館にて。「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」。 絵本の原画展にいくつか行って、感じるのは、絵本は絵本の形で味わうべきものであって、原画そのものに特別な感動があるわけではないということ。大人にとってもそうだし、子どもにとっても原画展とい…

リヒテルのCD

グリーグと、フランクと、ラヴェルのCD。ライブ録音。 リヒテルらしいなあ。フランクはゆっくりとしたテンポで、風格がある。 Sviatoslav Richter piano recital 1994グリーグ 抒情小曲集 感謝(Op62-2)/スケルツォ(Op54-5)/小妖精(Op71-3)/森の静けさ(O…

「大鹿村騒動記」

阪本順治監督、2011年。 作品としてはいまいちの出来。ステレオタイプをあちこちに感じる。

吉増剛造展

7月17日、わざわざ東京まで出かけ、吉増剛造展を観てくる。 ノートに書いてある文章を読んで、ああこの人は普段からこんなことばっかり考えている人なんだなあと思った。 こういう人が一流の詩人になるんだなあ。 一番良かったのは、自分の作品だか人の作品…

「シュ・シャオメイの音楽と素顔」、ゴールトベルク変奏曲

ドキュメンタリー 「知られざるピアニスト シュ・シャオメイの音楽と素顔」「シュ・シャオメイ ピアノ・リサイタル in北京」 1.ゴールトベルク変奏曲 BWV 988 バッハ 作曲 2.トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564から アダージョ バッハ 作曲/ブゾー…

『まど・みちおのうちゅう』展

6月のことだけど、とりあえず行ったと言うことだけ記録。 絵を観られたというのが、まあ、よかった。特別展「まど・みちおのうちゅう」(仙台市文学館)

『魔笛』(ラトル指揮、バーデン・バーデン復活祭音楽祭2013)

モーツァルト作曲・歌劇『魔笛』(ラトル指揮、バーデン・バーデン復活祭音楽祭2013)。 かなーり前に録画しておいたもの。 ラトル指揮、ベルリンフィル、ロバート・カーセン演出。 ラトルの指揮は、時々テンポがニュルッと伸びる。 カーセンの演出はスタイ…

『歩いても 歩いても』(是枝裕和監督、2008年)

録画しておいた『歩いても 歩いても』(是枝裕和監督、2008年)。 最初の30分は入りこめなかったけれど、1時間くらいすると入りこめて、じんわりとしてきた。

『おおかみこどもの雨と雪』(細田守監督、2012年)

録画していたのを何気なく見始めたけど、冒頭から一気に引き込まれてしまった。 こんなにいい映画と思わなかった。 細かなことだけど、部屋の中のシーンで、後ろの本棚に並んでいる本のセレクションがなかなかセンスがあって素敵。

大森靖子&THEピンクトカレフ『トカレフ』

ツタヤで無料でCD一枚レンタルできる機会に借りてくる。 やっぱり大森靖子はいいなあ、と再確認。大森靖子&THEピンクトカレフ 『トカレフ』トカレフアーティスト: 大森靖子&THEピンクトカレフ出版社/メーカー: avex trax発売日: 2015/03/04メディア: CDこ…

仙台国際音楽コンクール・その2

日がたってしまいましたが・・・ 6月4日。またまた突然思いたち、仙台国際音楽コンクールのヴァイオリン部門のファイナルを聴きに行きました。 3日目の、青木さんとユジィンさんの回。 例によって当日券で入りましたが、なんと当日券の最後の一枚でした。あ…

ギトリスとアルゲリッチのCD

ギトリスとアルゲリッチの共演CD。フランクとドビュッシー。 去年聴いたギトリスが素晴らしくて、買ったCD。 ギトリス節満載のフランクとドビュッシー。 フランク ヴァイオリンソナタ ドビュッシー ヴァイオリンソナタイヴリー・ギトリス(ヴァイオリン…

仙台国際音楽コンクール

昨日、突然思い立って第6回仙台国際音楽コンクールに当日券で行ってみました。 昨日は、ヴァイオリン部門のセミファイナルの3日目。4人の人が出たけど、最初の二人だけ聴いてきました。 何も知らずに行ったら、指揮が広上淳一さんだった。なんか得した気分で…

小山実稚恵「音の旅」第21回

小山実稚恵さんのコンサートを聴きに、青年文化センターへ。 久しぶり(ほぼ1年ぶり)のコンサート。 そして小山さんは2009年に「音の旅」第8回を聴いて以来。その時はメンデルスゾーンの「厳格な変奏曲」が良かった。 でも今回は、なんか今いちな感じにきこ…

『レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展』

4月17日、宮城県美術館へ。 予想外に混んでいた。 戦いの絵がいっぱい。 いくつか、興味をひかれた絵も無くは無かったけれど、全体としてはそれほどの展覧会ではなかった。

リリー・クラウスのCD モーツァルト

モーツァルトのピアノソナタ集、2と3も借りてくる。「1」が一番印象が強かった。 明暗の「明」かな。 リリー・クラウスの芸術2 モーツァルト・ピアノソナタ集2 ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K.333 ピアノ・ソナタ 第15番 ハ長調 K.545 幻想曲 ハ短調…

バーンスタインのマーラー

たまたまFMで聴いたバーンスタインのマーラーに興味を持って、CDを借りてきた。 交響曲第4番〜第6番と「亡き子をしのぶ歌」。 FMで流れていたのは第5番。表現力の大きさに、これは誰の演奏だろうと思ったらバーンスタインだったのだった。 これがバー…

シューベルトの歌曲、プレガルディエン

美しいテノールの声。端正な演奏。 シュタイアーのフォルテピアノも音色がうるさくなくて、聴きやすい。 「シューベルト マイアホーファーの詩による歌曲集」クリストフ・プレガルディエン(テノール) アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ) この後…

リリー・クラウスのCD

リリー・クラウスは、シモン・ゴールドベルクとのベートーヴェンのスプリング・ソナタは今ひとつだったけど、モーツァルトの演奏は素晴らしい。天衣無縫。 でもどこか、魅力的だけど実のない女性みたいなところも感じる。(演奏の話です) ベートーヴェンの…

ギレリスのCD・その3

バッハのフランス組曲第5番がとにかく素晴らしい。今まで聴いたギレリスの演奏の中で、一番好き。 しみじみと心にしみる演奏。 GREAT PIANISTS OF THE 20TH CENTURY エミール・ギレリス(1)《20世紀の偉大なるピアニストたち》 Disc.1 1. バッハ=ブゾーニ編 …