庄司紗矢香とジャンルカ・カシオーリのコンサート

 庄司紗矢香とジャンルカ・カシオーリのコンサートを仙台で聴いた(2015年5月28日、仙台電力ホール)。2010年以来、2回目。

 極めて上質な音楽を聴いた。

 ただ、2010年に聴いた時はその衝撃に興奮したものだったけど、今回はその時ほどの興奮は無かった。
 とはいえ、見事な演奏だったことは確か。ちょっとした一音、ワンフレーズに貫禄を感じた。

 4月のギトリス、5月の庄司紗矢香と、超一流のコンサートを続けて聴いた。
 庄司紗矢香とギトリスとの違いは、庄司紗矢香では泣くことはないということと、ピアニスト(カシオリ)が実力があるということか。

 それにしても、こんなにいい演奏会なのに空席が目立ったのは残念。


(曲目)
1 モーツァルト ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第35(27)番ト長調 KV 379(373a)
2 ベートーヴェン ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第6番
3 ストラヴィンスキーストラヴィンスキー&ドゥシュキン編曲) イタリア組曲
4 ラヴェル ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
アンコール シュニトケ 祝賀ロンド (多分)