ぐりとぐら展

宮城県美術館にて。「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」。 絵本の原画展にいくつか行って、感じるのは、絵本は絵本の形で味わうべきものであって、原画そのものに特別な感動があるわけではないということ。大人にとってもそうだし、子どもにとっても原画展とい…

吉増剛造展

7月17日、わざわざ東京まで出かけ、吉増剛造展を観てくる。 ノートに書いてある文章を読んで、ああこの人は普段からこんなことばっかり考えている人なんだなあと思った。 こういう人が一流の詩人になるんだなあ。 一番良かったのは、自分の作品だか人の作品…

『まど・みちおのうちゅう』展

6月のことだけど、とりあえず行ったと言うことだけ記録。 絵を観られたというのが、まあ、よかった。特別展「まど・みちおのうちゅう」(仙台市文学館)

『音楽を愛でるサル』(正高信男)

期待したほど面白くなかった。 本当に専門の(直接著者が実験をした)分野に関してはいいけれど、それ以外のことについては思考がおおざっぱで、著者の知性・教養のなさを感じる。 音楽を愛でるサル - なぜヒトだけが愉しめるのか (中公新書)作者: 正高信男…

『ドミトリーともきんす』

高野文子の新作マンガ。 ドミトリーともきんすは学生寮で、朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹といった名だたる科学者たちが学生として下宿している、という設定。 科学者の読み物を紹介する形になっている構成が、極めて斬新だけれど、そのこと…

国家の「暴力」の起源

朝日新聞の「be」の記事「(NIPPON 映画の旅人)やんちゃな勝新の魅力が投影された『兵隊やくざ』」より。 軍隊とは、市民を暴力から守るため、安全のため、国家に独占させた暴力装置である――。近代社会に根強い考えだ。 だが最近、この“常識”は「倒錯…

エリイ写真集

「エリイはいつも気持ち悪い エリイ写真集 produced by Chim↑Pom」(朝日出版社 、2014年) Chim↑Pomのエリイの写真集を見かけて、表紙がちょっと素敵なので買ってしまった。 「2014年1月、多くの警官に見守られながら新宿の路上を舞台に敢行された狂乱の「…

吉増剛造『盲いた黄金の庭』

吉増剛造の写真集を図書館から借りてきた。 多重露光の写真は、なんとなく吉増剛造の詩に似ているような気もしてくるけど、やっぱり詩がいいなあ。 見ていると吉増剛造の詩を読みたくなるし、朗読を聴きたくなってくる。吉増剛造の朗読が大好き。

まどみちお画集

『まど・みちお画集 とおいところ』。まどみちおの詩と絵。 抽象的なまど・みちおの絵は、詩ほどの「唯一無二」な感じはしない。でもちょっと素敵。

『かないくん』

せんだいメディアテークの売店で衝動買い。 松本大洋の絵が美しいです。絵本の印刷の色彩も美しい。「ほぼ日」のかないくんページ [rakuten:book:16780004:image] 谷川俊太郎・作、松本大洋・絵 かないくん (ほぼにちの絵本)

『ヨーロッパ美術史講義 デューラーの芸術』(越宏一、岩波書店、2012年)

たまたま図書館で目に入り、借りてきて「メレンコリア I 」のところだけ読んでみた。 自分用のメモとして。 「メレンコリア I 」に描かれた女性像の周囲にあるのはすべて幾何学に関するものであり、この女性は幾何学の擬人像である。 但し幾何学は現在よりも…

『まんが親』

「読んで予習をしろ」と、妻に渡された。 こころして読みました。[rakuten:mangazenkan:10113491:image] 吉田戦車のエッセー漫画であります。 妻のエッセー漫画ほど刺激的ではないものの、いい人っぽさがにじみ出てます。